1.概要と特徴
2.聞き取り設定
3.設定項目一覧
4.条件設定(最大10分岐)
5.聞き取れない時の設定
6.処理フローと動作規則
7.【設定例】用件の自動振り分けフロー
⚠️設定時のチェックリスト「情報収集+分岐ブロック」は、電話相手の回答を聞き取りながら、その内容に応じてその後のルート(フロー)を柔軟に分岐させることができる高機能なブロックです。 「はい / いいえ」による確認や、特定のキーワードに応じた窓口の振り分けなど、対話型のシナリオを構築する際に最適です。
1.概要と特徴
■1ブロック2役のハイブリッド機能
「情報収集(聞き取り)」と「ルート分岐」の機能を同時に実行します。
■最大10個のルート分岐
1つのブロックで最大10個までの分岐条件を設定可能です。
■シンプルな聞き取り項目
通常の情報収集ブロックとは異なり、指定できる型は「はい/いいえ」または「発話内容全て」の2種類のみです。
■対話型の一次振り分けに最適
「予約」「キャンセル」「問合せ」などの発話に応じた窓口自動振り分けが実現できます。
■変数への自動保存
聞き取った回答は「情報参照名(変数)」に保存され、後続のブロックで参照・活用できます。
2.聞き取り設定
👤AI発話内容(質問)に対して、相手にどのような形式で回答させるかを設定します。
| 項目 | 説明 | 利用される場面 |
| ① はい、いいえ | 「はい」「いいえ」および、それに類似する同意・不同意の表現(「大丈夫です」「違います」など)を聞き取ります。 | 承諾・同意の確認 |
| ② 発話内容全て | 発話された内容の全体を聞き取ります。 | 条件設定で「カスタムキーワード」を使用する場合や、長文・具体的な用件を聞き取る場合 |
3.設定項目一覧
⚙️基本設定
■AI発話内容
情報収集に加え、回答を分岐させる際のAIセリフを編集します。テキスト内には変数を使用することが可能です。
■発話間隔の調整
AI音声の間を意図的に空けたい場合は、句読点の「。」を入れることで調整できます。
※入力例:「こちらではお問い合わせを受け付けております。次から選択してください。新規の問い合わせ。既存の問い合わせ」
■音声確認
「音声を聞く」ボタンを押すことで、入力したテキスト(最大200文字まで)の合成音声を事前に試聴・確認できます。
■情報参照名(変数)
聞き取った相手の発話データを保存する「箱(変数)」の名前です。デフォルトでは var_[x] の形式で入ります。保存された内容は、後続のチャット送信やメール送信ブロック等で #{変数名} と記述することで引用・通知できます。
⚙️【変数】情報参照名一覧・使い方マニュアル
https://miraiai.zendesk.com/hc/ja/articles/47458706027033
■復唱設定
聞き取った内容に対し、AIに「〇〇ですね?」と確認・復唱させるかどうか設定。
⚠️情報参照名(変数)を設定する際のルールと注意点
ご自身で情報参照名(変数)を設定・変更する際は、以下の点にご注意ください。
-
必須入力と文字数制限: 情報参照名(変数)は必ず設定する必要があり、最大50文字まで設定可能です。
⚠️使用できない名前
システム側で自動使用されている以下の名称は、重複を避けるため変数名として設定できません
Company,Caller,PhoneNumber,InboundPhoneNumber,Callee,Department,Option,Requests,smsContent,VoiceMessage,recordingURL,conversationURL,callStartTime,CompanyName,userBusyStatus,callResult,Resolved,ShortSummary,LongSummary💡運用の推奨
基本的にはデフォルトとして入力されている名前(例:
var_3など)をそのままご利用いただくか、ご自身で管理しやすい名前(システム自動使用以外の名前)に変更してご活用ください。
4.条件設定(最大10分岐)
「条件追加」をクリックして最大10パターンまで分岐条件を設定できます。※「カスタムキーワード」指定時はキーワードの登録が必須です。
① はい
肯定的応答(「はい」等)を検知した場合、指定のルートへ遷移します。② いいえ
否定的な応答(「いいえ」または類似する否定)を検知した場合、指定のルートへ遷移します。③ カスタムキーワード
相手の発言に含まれる特定の単語をもとに判定を行います。
🚨精度向上のポイント: 1つの条件に対して複数のキーワードを登録できます。同じ意味を持つ表記(例:新規予約、しんきよやく、シンキヨヤク)や、同音異義語・誤認識されやすい単語(例:新規、新木、新期)をまとめて登録しておくことで、判定精度が向上します。
5.聞き取れない時の設定
取得した内容が指定した「聞き取り項目」と一致しない場合や、発話が不明瞭だった場合に再度発話を促すテキストを設定します。
機能: 設定したガイダンスを出力して再入力を促します。
入力例: 「申し訳ございません聞き取れませんでした。もう一度おっしゃってください。」音声確認: 「音声を聞く」ボタンを押すことで、入力したテキスト(最大200文字まで)の合成音声を事前に試聴・確認できます。
⚙️詳細設定(音声認識パラメーター)
| 設定項目 | 説明 |
| 最大の音声認識時間 | タイムアウト時間を設定します。指定した秒数(最大60秒)が経過しても音声を検知できない場合、聞き取り失敗として扱われます。 |
| 連続の文章として認識される無音間隔の長さ | 音声入力として認識する範囲を指定します。長文入力などで発話中に数秒の間(息継ぎ等)があっても、設定秒数(最大60秒)が経過するまでは次の発話を待ちます。 |
| 聞き取り失敗時のリトライ回数 | 聞き取り項目に該当しない場合や発話が不明瞭な場合に、再確認を行う最大回数(最大99回)を指定します。上限を超えた場合は聞き取り失敗となります。 |
6.処理フローと動作規則
聞き取りと判定
AI発話内容を音声出力後、相手の発話を聞き取り、設定された分岐条件と照合します。条件非合致・認識失敗時の挙動
発話内容がいずれの分岐条件にも当てはまらない場合、または発話が不明瞭な場合は「聞き取れない時の設定」のガイダンスを流し、リトライ回数の上限まで聞き直しを行います。例外処理
リトライ回数の上限に達しても条件に合致しない場合、または繰り返し処理が設定されていない場合は「例外処理」へ遷移します。
7.【設定例】用件の自動振り分けフロー
メッセージ入力例:
「こちらではお問い合わせを受け付けております。新規の問い合わせの方は『新規』、既存の問い合わせの方は『既存』。弊社へのサービスのご提案やご紹介は、『案内』、とおっしゃってください。」
右側の設定パネルにて、条件(1〜3)をそれぞれ以下のように設定します。
【条件1:新規】
条件名:
新規条件:
カスタムキーワードキーワード:
新規しんきシンキ新木心機新期
【条件2:既存】
条件名:
既存条件:
カスタムキーワードキーワード:
既存きぞんキゾン
【条件3:案内】
条件名:
案内条件:
カスタムキーワードキーワード:
案内あんないアンナイ
⚠️設定時のチェックリスト
1. キーワード登録時の注意点
-
「ひらがな カタカナ」のタグ登録を忘れない
音声認識システムは発音(読み)で判断するため、漢字の「新規」だけでなく「しんき」「シンキ」のようにひらがなカタカナ表記も必ず個別のタグとして登録してください。
-
タグ化の確定操作を行う
文字を入力しただけでは登録されません。
新規と入力後、Enterキー等を押して紫色のタグ状態(新規 ×)になっているか確認してください。
2. フロー接続(結線)の注意点
-
すべての分岐ポートを接続する
「新規」「既存」「案内」の緑色ポートから、適切な後続ブロック(担当者探し、転送など)へ漏れなく線がつながっているか確認してください。
-
例外(エラー・その他の発話)処理を分岐させる
キーワードに該当しなかった場合(赤色ポートなど)の行き先(「聞き直し」や「総合受付への転送」など)を必ず設定してください。放置すると電話が強制終了する原因になります。
3. ガイダンス(AI会話)テキストの注意点
-
聞き取りやすい案内文にする
ユーザーがどの単語を言えばいいか迷わないよう、「〜の方は『○○』とおっしゃってください」と明確なキーワードを提示してください。